SR15のMagnusチューンは、VFC製の電動ガンの内部を強化し、外装も組み替える作業です。この記事では、ORGAで行った作業の流れを整理します。
SR15 外装・Magnusチューンの要点まとめ
- SR15の内部をMagnusチューンし、外装も交換したVFC製電動ガン
- 外装は、アウターバレルとハンドガード、グリップ、ストックなどを交換
- ギアやピストン、タペットプレートは、耐久性の高いパーツに交換
- スプリングガイドを加工して、Magnusスプリングを使えるようにする
- Magnusバレルとフラットホップで、弾道を安定させる
SR15 外装・Magnusチューンの主な交換パーツ
| 部位 | 交換した内容 |
|---|---|
| 外装 | MADBULL 14.5インチアウターバレルとIRON AIRSOFT URX3.1 13.5inchハンドガード |
| ギア | J-Armament製18:1強化ギアとセクターチップ |
| シリンダーとピストン | MagnusシリンダーセットVer2~Ver6とJ-Armament製14歯メタルTeethピストン |
| モーター | 東京マルイ製サマリウムコバルトモーター |
| グリップとストック | PTS EPG M4 グリップ DEとPTS UBRストック |
| インナーバレルとHOP | MagnusバレルとORGA DIMENSION フラットHOP |
VFC SR15 外装・Magnusチューン
SR15の概要と外装チューン
今回はVFC電動ガンSR15のMganusチューン&外装チューンのご紹介です。
オーナー様のご希望で内部はMagnusチューンを施し、外装はハイダー、アウターバレル、ハンドガード、グリップ、ストックと交換します。
SR15は、ナイツアーマメント社のSR-15系ライフルをモデルにした電動ガンです。そのため、外装を替えると、印象が大きく変わります。
SR15のアッパーとロアの分解

それでは作業に入ります。
フレームロックピンを外しアッパーとロアを分解します。
アッパーとロアは、フレームロックピンで固定されています。そのため、ピンを抜くと、2つに分けられます。
SR15の外装の組み替え

アッパー周りから外装の組替えを行います。
ハイダー、ガスブロックハンドガード、アウターバレルを外します。
ハイダー、ハンドガード、アウターバレルは、順に外します。そのため、外した部品は、向きを確認しながら置きましょう。

アウターバレルはMADBULL 14.5インチアウターバレル
ハンドガードはIRON AIRSOFT URX3.1 13.5inch ハンドガード 電動ガン用
を組込みます。
アウターバレルとハンドガードは、長さの違うパーツを選べます。そのため、見た目と取り回しの好みに合わせられます。

この様にかなり印象が変わりました!
これでフロント周りの外装チューンは完了です。
フロント周りの外装は、この時点でひと区切りです。そのため、次の内部チューンは、ロア側を中心に進めます。
SR15のメカボックスの取り出し

次に内部チューンです。
グリップ、ストックパイプ、マガジンキャッチ、ボルトストップセレクターレバー(両側)、トリガーロックピン、フレームロックピン(R)を外してメカボックスを取り出します。
ピンやレバーの数が多いため、外した順に並べておくと安心です。そのため、組み戻す際も迷いにくくなります。
アンビ機構とFETの確認

メカボックスはVer.2ですがアンビ機構があるのでその点が通常と異なります。
セレクターレバーと連結するギアの向きを覚えておくと組む時に便利です。
アンビ機構は、左右のレバーを連動させる仕組みです。そのため、ギアの向きを間違えると、セレクターが動かなくなります。

VFCも最近のロットはQDタイプのスプリングガイドを採用しメカボックスを開けなくてもスプルリングが取り出せます。
QDタイプのスプリングガイドは、スプリングを素早く出し入れできます。そのため、チューンの前に、スプリングの状態を確認しやすくなります。

メカボックスを開けます。
トリガーの下にあるのがFETです。
この基盤ですと通常のメカボックスでも簡単に組み込めるのでイイですね。
さすがVFCと感心させられました。
FETは、スイッチの接点を保護する電子部品です。そのため、トリガーレスポンスが上がる効果が期待できます。
SR15の軸受けの交換

メカボックスのパーツを外し洗浄します。
そして軸受けの組込みです。
軸受けはORGA SUS420 8mm軸受けを使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み接着します。
軸受けが水平に入ると、ギアの軸がまっすぐ立ちます。そのため、ギアの回転が安定しやすくなります。
軸受けの固定方法をYouTubeで動画をUPしておりますので軸受けの固定!電動ガンの分解やカスタムで必須の軸受け設置を解説!をご覧ください。
ギアとセクターチップの組み込み

ギアはJ-Armament製18:1強化ギアと給弾不良対策としてセクターチップを使用します。
ギアの材質はスチール製で耐久性があり、精度も良くコストパフォーマンスに優れたパーツです。
スチール製のギアは、樹脂製に比べて欠けにくい素材です。そのため、強いスプリングを使うチューンに向いています。
SR15のシム調整

続いてシム調整を行います。スパーの下がメカボに擦らない程度に薄めの物を選択し、セクターとベベルの下はスパーに擦らない物を選択します。
上のシムはメカボを閉じてネジを数本絞めてクリアランスをチェックします。
ギアのクリアランスは0.05~0.1mm程度を目安にして下さい。
メカボを閉じてネジを数本絞めて指でセクターを回した時に抵抗無くカラカラと回るのが理想です。
シムの厚みは、1枚ずつ組み替えながら探ります。そのため、時間をかけて確認するのが近道です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
SR15のギアのグリスアップ

ギアのグリスアップには専用のグリスを使用します。
少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。
グリスは、ギアの歯の全体に薄く伸ばします。ただし、塗り過ぎると、動きが重くなるので少量にとどめましょう。
Magnusシリンダーの組み込み

シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップのMagnusシリンダーセットVer2~Ver6を組込ます。
シリンダーヘッドの詳しい組込み方法はブログに掲載しておりますのでオルガ Magnusシリンダー組込方法についてをご覧ください。
ボアアップタイプは、シリンダーの容積が大きいのが特徴です。そのため、同じスプリングでも、BB弾により多くの空気を送れます。
ピストンとノズルの交換

ピストンも耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。
メタルのピストンは、歯が欠けにくいのが利点です。そのため、強いスプリングを使うチューンに向いています。

ノズルは集弾性向上の為にでんでんむしM4用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。
ノズルを交換した際はチャンバー内で抵抗なく動くか検証が必要です、検証方法はファイヤフライ でんでんむしの組込時の注意箇所につきましてをご覧下さい。
ノズルの動きが悪いと、BB弾の送り込みが乱れます。そのため、交換のたびに、動作の確認が必要です。
タペットプレートとシリンダー周り

VFC製タペットプレートは破損しやすいのでGUARDER タペットプレート Ver.2用に変更します。
VFC製のタペットプレートは破損しやすいため、強化品への交換が安心です。そのため、強いスプリングを使う場合は、早めに替えておきます。

シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップには専用のグリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。
気密漏れがあると、初速や飛距離が安定しません。そのため、ピストンを前後させて、空気の抜けがないか確認します。
メカボックスの組み上げと潤滑材

メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。

潤滑材には専用のガンオイルを使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。
ガンオイルは、プラスチックにも使える種類があります。ただし、使える範囲は、製品の説明で確認しておきましょう。
スプリングガイドの加工とMagnusスプリング

ここでスプリングガイドのベアリングを外します。
VFC製スプリングガイドはベアリング部の厚みがありORGA Magnusスプリングを使用すると圧縮スペースが不足しリリースポイントまでピストンが後方出来ずロックしてしまいます。
その対策としてベアリングを外し代わりにジュラコンの筒状パーツを組込み圧縮スペースを確保致します。
ジュラコンは、摩耗に強く、滑りのよい樹脂です。そのため、スプリングガイドの部品に使うのに向いています。

メカボックスを閉じたらスプリングを組込みます。
スプリングはMagnusスプリング従来用を使用します。
モーターとグリップ、ストックの交換

メカボックスロアレシーバーに組込んで各パーツを組込みます。
モーターは東京マルイ製サマリウムコバルトモーターを使用します。
これでMagnusスプリングなどのハイレートスプリングでもモーターが力負けせず快適に使用できます!
モーターが力負けすると、トリガーレスポンスが落ちます。そのため、強いスプリングには、力のあるモーターを合わせます。

とここで、グリップを交換するのを忘れていました・・・。
グリップはPTS EPG M4 グリップ DE 電動ガン用を使用ます。

ストックはオーナー様からご提供頂いたPTS UBRストックを組込みます。
ストックは、見た目だけでなく、頬付けのしやすさにも影響します。そのため、好みに合わせて選べるのが外装チューンの利点です。

これらを組込みテストドライブを行いロア周りのチューンは終了です。
テストドライブでは、モーターの位置とギアの音を確認します。そのため、異音がないかを、耳でも確かめます。
SR15のチャンバーとMagnusバレル

次にフロント周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。
インナーバレルの内径が広いと、BB弾が内壁に触れにくくなります。そのため、弾道のばらつきを抑える効果が期待できます。
面HOPの取り付け

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です。
HOPアームへの接着は、乾燥時間を取ってから組み込みます。そのため、焦らず作業しましょう。
SR15の完成と初速調整

フロント周りのチューンが終わったらアッパーに組込み、アッパーとロアを組み合わせれば完成!
かなりイイですね~!!
初速は、インナーバレルの長さなどで調整します。そのため、試射で弾道と飛距離もあわせて確認します。
もちろん初速調整や弾道チェックも忘れずに行いました!
SR15 外装・Magnusチューンに関するよくある質問(Q&A)
Q. VFC SR15とはどんな電動ガンですか?
ナイツアーマメント社のSR-15系ライフルをモデルにした、VFC製の電動ガンです。そのため、外装を替えて楽しむ人も多いです。
Q. 外装チューンでは何を交換しますか?
アウターバレルとハンドガード、グリップ、ストックを交換します。また、ハイダーも組み替えました。
Q. アンビ機構の注意点は何ですか?
セレクターレバーと連結するギアの向きです。そのため、外す前に向きを覚えておくと、組む時に便利です。
Q. QDスプリングガイドとは何ですか?
メカボックスを開けなくても、スプリングを取り出せる部品です。そのため、スプリング交換の手間が減ります。
Q. FETは何のために入れますか?
スイッチの接点を保護するためです。また、トリガーレスポンスの向上も期待できます。
Q. スプリングガイドのベアリングはなぜ外しますか?
圧縮スペースが足りないと、ピストンがリリースポイントまで下がらずロックします。そのため、ジュラコンの筒状パーツを入れます。
Q. モーターは何を使いますか?
東京マルイ製サマリウムコバルトモーターです。そのため、ハイレートスプリングでも力負けしにくくなります。
Q. ストックはどう選びましたか?
オーナー様からご提供いただいたPTS UBRストックを組み込みました。






